Friday, 24 June 2011

2回目の野田村行き 1

二回目の野田村行き。

東京駅でJCDN神前さんと待ち合わせ、八戸へ。
八戸駅でレンタカーを借りて、直接野田村へ。

夕方6時過ぎにえぼし荘に到着。
ココは避難所ともなっているトコロ。
多いときは100人超える人達が生活していたらしいけど、現在は20人位に。
まったけさんと再会。

よる、大広間にてストレッチ体操開催!

10人位の方々に参加していただく。
40分ほどカラダホグシ体操を。
気持ちがいい~とナカナカ好評の模様。
みなさんいい顔している。

ここは、避難所とはいえ、国民宿舎なので、一家族で一部屋を使っているので、体育館にお住まいの方々よりも居心地は良さそうです。
温泉もあるし♪


体操の後に、少しお喋りし、夕食を頂く。
私たちもココに宿泊。

ロビーでまったけさんと話していると、子供二人を連れた若い夫婦が登場。
流れで、ロビーでもストレッチ大会開始!
受付の女性(先日会っている南川さん)も、カウンター越しに参加。
お風呂に入りに来ていた、中学校近くの避難所にいる方も、村にフツウにお住まいの方も一緒に参加。

一緒にいるから出来ること、って、沢山あるな、と思う。


よしっ!明日はもっと人呼ぶぞ、と、まったけさん。
ありがとうー


翌日は朝から宮古へ。
野田村から車で1時間半ぐらいかな。
途中、ものすごい光景を目にする。変な言い方だけど、ウェブで見る写真と同じ。
それが一箇所ではなく、続いている。
本当に続いている。。。 こんな状態が500kmとか800kmとか続いているかとおもうと、被害の大きさが尋常ではないことを痛感する。

下記に色々上げてみた。
http://www.youtube.com/user/satomiki8?feature=mhum#p/a


宮古の駅前喫茶店で魁文舎の花光さん、松本さん、京都から来ていたセレノグラフィカのお二方、今回記録として同行されていたタキシマさんと合流。
なんというレトロな喫茶店。
おじい様経営の素敵な喫茶店。


この日の避難所は難関、ということで、花光さんからHELP!を頂き、合流することに。
行ってみると、そこは大きなアリーナ。
いくつもの体育館がある。
つまり、それだけたくさんの人々が生活をしている。

皆さんの住んでいるところでストレッチを開催できそうだったら、同時に何箇所かで行うので、その為に講師が何人かいるとベターという判断らしい。

でも、実際には、食堂の横に集まってもらうことに。

各部屋を周り、声をかけ、食堂横に来ていただく。
でも、もう、体育館に残っている人は、とても少ない。
いても、うごきたくないから、でかけたくないから、残っている・・・そんな人達が殆だった。


そんななか、スタッフ含め10数人が体育館に集まる。
セレノのすみじさんの指導のもと、皆さん、円になって、ストレッチ・マットに座る。マット、用意してくれていたんだね。
45分位、体操を。私たちはアシストに入る。
自然の流れで。

いい内容。関西ならではのボケ、ツッコミもあり、皆さん楽しそう。
うん。人のクラス見ると、ほんと勉強になるわ。
よい機会をありがとう。

最後に私が話しをして参加してくれた男性のスタッフから、相談をされる。
彼は青森から派遣されているスタッフ。
かなり個人的なことだけれども、お嬢様に障害があり、車椅子での生活とのこと。
その施設のようなところで、年に1回、文化祭のようなイベントを開催してるとのこと。
その時に、ダンスのようなことをみんなでできないかな?と、思ったらしい。
こうやって、少しづつでも、ダンスが社会とコミットしていくのはとても大事なこと。
宮古での、いい出会いをありがとう。

終わった後、向かいのショッピングモール内、ケンタッキーでお茶をする。


このショッピングモールには、物がフツウに溢れ、皆さんフツウに買い物に来ている。
あたりまえだけど、日常に戻っている人は、完全に戻っている。
でも、その一方で、仕事もなく体育館で生活をしている人たちもいる。

体育館から出勤する人もあれば、家は無事で生活できるけど、仕事がなくなった人もいる。

震災復興フェアと題された一角には、お仏壇が並んでいた。
それが現実だよな。

この企画、ダンスアーティストが現地に入る場合、先が、よめない。
先日の私が野田村で行ったイベントもそうだけど、その場で判断し、内容をアレンジしていく。
経験値がないと厳しい。自分もそんなにエライことはできないけど、年とっている分だけ、状況を見ることは出来る。
いわゆるワークショップのように、参加したくて参加しているというより、何だか知らないけど、付き合うか・・・って、いうモチベーションをどう乗せていくか。けっして簡単ではない。そして参加した人たちが笑顔で帰ることが出来るような内容を。
私にとっては、母の付き合いで行く老人福祉施設より、平均年齢がかなり若いので(笑)楽しいいけど。

そんなこんなで、お昼食べたりして、皆様と別れ、私たちは野田村へ向かう前に、しばし宮古近辺の観光を。

港に行き、崩壊している家々、建物を通過し、浄土ヶ浜まで。
途中通過のホテルも避難所になっていると思われる。(洗濯物が干してあった)

観光センターの先、車両通行禁止のトコロにも通してもらう。
女性二人、京都からです〜、東京からです〜 は、強い。(笑)

管理のひとにも、どうなっているかわからないから、気をつけるんだよ、と、言われ、奥浄土ヶ浜まで。
絶景ポイント。小沼、大沼、浄土ヶ島、、、、
でも、その対岸は鉄の柵は曲がって海に落ち、アスファルトは捲れ、剥がされ、、、、

ここのレストハウスは昨年10月に改装し、この夏の集客を楽しみにしていたらしい・・・
屋根が飛んで、捲れてる。。。

若いおじいちゃんと男の子に会う。
写真とっているおじいちゃんの様子。

ゆるゆると野田村に戻る。

途中、小さな集落を通過する。
そこもひどい被害をうけている。
きっと復興はおくれているだろうし、物資もなかなか来ないのでは?と思う。
きっと震災後1ヶ月は道路も思うように通れず、本当に辛い生活を余儀なくされていたのでは?と想像する。

こういう小さな村々が一体いくつあるのだろう?
TVが取り上げるのは、有名人の○○○さんが、被災地へ○○○を届けにいきました〜とか、そんなのばっかりだよね。
小さな村のこと、見れていないし。
それより、宮古だって、ホテルもあるし、観光誘致ぐらいすべきでは?

各会社でやっている慰安旅行。それを全て東北にし、宴会やって、地元にお金落としていこうよ。
その宣伝をTVではやって欲しいな。
美味しいお魚もお酒もあるよ!


で、途中、観光(笑)

熊の鼻なる展望台へ登る。
綺麗。


前回の台風6度とはうって変わって、気持ちのいい夕日。


6時半、えぼし荘に到着!
7時から再びストレッチ開始!

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